2025年 金融相場の週足終値まとめ／ドル円・日経平均・S&P500・金・ビットコイン

【3月1週の概況】

ドル円、日経平均、S&P500、ビットコインともに年内安値を更新。トランプ関税などの影響もあり米国にリセッションの雰囲気が漂う。トランプ大統領は米国を長期的に強くするためには一時的な景気後退はやむを得ないとの認識を示し、国内製造業復活のためドル安に進めたい構え。

これにより2023～2024年の上昇相場は今年一旦崩れ、調整局面入りか。このままベアマーケットが続けば2022年のような30％程度の下落が再来する可能性も。さらに下落相場中にリーマンショックのような予期せぬ事態が起きた場合はオーバーシュートして50～60％下落する可能性も想定しておく必要がある。今年はディフェンシブセクター（景気に影響を受けにくい銘柄）を中心に持つのが有利かもしれない。

金のみ堅調に推移しているが上昇がやや弱含んできている。天井形成の雰囲気もあり、長期的なカップウィズハンドル肯定からの上昇が一旦折れてくる可能性もある。もしそうなった場合は2,200ぐらいまでの下落は考えておいたほうがいいだろう。

• 年内高値：グリーン
• 年内安値：ブルー